「週1回しか走れていない。これで意味があるのだろうか。」
そう思ったことが、何度もある。忙しい時期、資格の勉強をしていた時期、残業が続いた時期——ランニングの優先順位が下がるたびに、罪悪感とともにそんな問いが浮かんだ。
でも今は、週1回でも続けてきたことに意味があったと確信している。その理由を正直に書く。
僕は今も、平日は無理して走らない
まず正直に言うと、今も平日に走らない週がある。
基本は日曜日にランニングするスタイルで、平日は仕事の状況次第だ。「毎日走るべき」とか「週3回は走らないと」という考えは、今はほとんどない。日曜の1回を大切にする、それが自分のリズムになっている。
これは諦めじゃない。40代の自分に合ったスタイルを見つけた結果だ。
週1回しか走れなかった3ヶ月間
仕事が特にきつかった時期がある。3ヶ月ほど残業が続いた時期だ。
帰宅すると疲れていて、ランニングシューズを履く気力もない日が続いた。資格の勉強と重なった時期もあり、走ることの優先順位はどんどん下がっていった。
それでも、週末の日曜だけは走った。「今週もこれだけか」と思いながらも、走ることをやめなかった。
「これで意味があるのか」と焦った時期もあった
週1回しか走れていない時期、頭の中にあったのはこんな焦りだった。
「マラソンを完走したいなら、この練習量では絶対に足りない」
目標と現実のギャップが、罪悪感に変わる。週末の1回が、「頑張っている」ではなく「それしかできていない」という感覚になっていた。
でも、あるとき気づいた。ランニングの目的は、マラソン完走だけじゃない。年齢を重ねるにつれて、完璧を目指すのではなく「心地よく習慣を続けること」に意識を向けるようになった。目標の置き方を変えたら、週1回の走行が「不足」ではなく「継続」に見えてきた。
平日に走れない自分を責めていた頃
「今日は計画通りに走れなかった」「自分は意志が弱い」——そんな言葉で自分を責める夜があった。
走れなかった事実より、走れなかった自分への評価の方がきつかった。でもそれは、完璧を求めすぎていたからだと今はわかる。
走れなかった日を責めるのをやめて、走れた日を認めるようにした。週1回でも走ったなら、それは継続だ。ゼロじゃない。その視点の転換が、気持ちをずいぶん楽にしてくれた。
忙しい時期のランニングとの向き合い方は、こちらの記事も参考にしてほしい。
→ 帰宅後すぐ着替える。それだけで週2回のランニングが続いている|40代会社員の時間の作り方
週1回でも続けていたら、気づいたら周りより体力があった
週末だけのランニングを続けていて、実感したことがある。
同世代の人と比べたとき、体力で負けていない。階段を駆け上がっても息が上がらない。長時間歩いても疲れにくい。たった週1回の積み重ねが、確実に体に残っていた。
「週1回じゃ意味がない」と思っていたが、走り続けた身体は正直だった。少ない頻度でも、続けることで基礎体力は確実に維持・向上していく。
週末の1回が「気持ちのリセットボタン」になっていた
体力だけじゃない。気持ちの面でも、週末のランニングは大きな役割を持つようになった。
1週間分のモヤモヤや疲れが、走ることでリセットされる感覚がある。週1回だからこそ、その1回の価値が高い。「今週もよく頑張った」と自分に言える時間になっている。
走ることで気持ちがどう変わるかについては、こちらの記事でも詳しく書いている。
→ 走っている30分間、頭の中で何が起きているのか|40代が体験した”ゴミ→無→答え”の流れ
週1回でも続けてきた人と、あきらめた人では「スタート地点」が違う
これが、週末ランナーを続けてきて一番大切だと感じたことだ。
「今は忙しいから、落ち着いたらちゃんと走ろう」と思って、完全にやめてしまった人がいる。一方で、忙しくても週1回だけは続けてきた人がいる。
半年後、1年後、その差は大きい。
「週1回は意味がない」とあきらめていた状態からのスタートと、週1回でも走り続けてきた状態からのスタートでは、雲泥の差がある。体力も、習慣も、心の準備も、まったく違う場所に立っている。
週末しか走れない今の自分は、サボっているのではない。土台を積み上げている最中だ。
40代こそ「週1回の継続」が、のちに大きな力になる
40代は、体力が少しずつ下降し始める年代だ。20代のように「休んでも戻る」という感覚が薄れてくる。
だからこそ、週1回でも動き続けることの意味が大きい。完全に止めてしまうと、再起動のコストが高くなる。週1回という小さな継続が、体力の下降を緩やかにし、いざ本格的に走り込もうと思ったときの土台になる。
また、週1回の無理のないペースだからこそ、故障のリスクも低く抑えられる。「継続できているから焦らなくていい」という心の余裕が、無謀な練習を防いでくれる。
まとめ|週末だけでいい。続けていることが、すでに正解
- 週1回しか走れない時期は、誰にでもある
- 「これで意味があるのか」という焦りは、目標設定を変えることで解消できる
- 走れなかった日を責めるより、走れた日を認める視点が大切
- 週1回でも続けていれば、体力は確実に維持・向上する
- 週末のランニングは、気持ちのリセットボタンになる
- 続けてきた人と、あきらめた人では「再スタートの地点」がまったく違う
- 40代こそ小さな継続が、のちに大きな力を生む
週末しか走れていない自分を責める必要はない。週1回でも走り続けている事実が、すでに正解だ。
忙しさが落ち着いたとき、その継続が必ず力になる。今日も走れた週末の自分を、少し褒めてあげてほしい。


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