ノヴァブラスト5レビュー|膝・重さ・疲れを40代が100km検証

シューズ・ギア

「走り出した瞬間、あ、これだ——そう思えたシューズに出会ったのは、ランニングを再開して半年が経った頃でした。

40代でランニングを再開したとき、一番怖かったのは「膝が壊れること」でした。20代の頃とは違い、翌日に響く疲労感。下り坂のたびに気になる膝の違和感。それが怖くて、最初の3ヶ月は週2回・3kmしか走れませんでした。

そんな私が、シューズ専門店でNOVABLAST 5を試し履きして走り出した瞬間、体に伝わる感触が明らかに違いました。

この記事では、自腹で購入して2ヶ月・走行距離100km弱使い続けた実体験をもとに、ノヴァブラスト5(ASICS NOVABLAST 5)の正直なレビューをお伝えします。良い点も悪い点も包み隠さず書くので、ぜひ参考にしてみてください。

NOVABLAST 5を選んだ理由|40代ランナーが重視した3つのポイント

アシックス ノヴァブラスト5(実物)のペア全体

シューズ選びで迷いに迷った私が、最終的にNOVABLAST 5を選んだのには理由があります。40代のランナーとして「絶対に外せない」と感じた3つのポイントを紹介します。

① クッションの厚さ(膝への負担軽減)

40代になると、ランニング中の膝や足首への衝撃が若い頃より気になります。NOVABLAST 5のミッドソールにはFF BLAST PLUS ECOという高反発クッション素材が使われており、着地の衝撃をしっかり吸収してくれます。「厚底シューズは不安定になる」と思っていましたが、NOVABLAST 5は着地の安定感も十分でした。

② 重さ(疲れにくさ)

厚底シューズにありがちな「重い」という問題。NOVABLAST 5はメンズ26.5cmで約265gと、厚底の割に軽量に仕上がっています。実際に履いてみると、ランニング後半の足の上がりが想像より楽でした。長距離を走る40代には、この軽さがじわじわ効いてきます。

③ 価格帯(コスパの良さ)

ランニングシューズは高いものだと3万円を超えるものもあります。NOVABLAST 5は15,000〜17,000円前後と、機能に対してコスパが良い印象です。「まず走る習慣をつけたい40代の入門シューズ」としておすすめしやすい価格帯です。

NOVABLAST 5 スペック早見表|買う前に知っておきたいこと

項目詳細
ブランドASICS(アシックス)
ミッドソールFF BLAST PLUS ECO
ヒールドロップ8mm
重量(メンズ26.5cm)約265g
対応シーンジョギング・ロング走・デイリートレーニング
ワイズ展開標準・2E(モデルによる)
価格帯15,000〜17,000円前後

「FF BLAST PLUS ECO」はアシックスが開発した環境配慮型クッション素材です。弾力性が高く、着地エネルギーを次の一歩に返してくれる「反発性」が特徴。一般的なEVAフォームと比べると劣化しにくく長持ちしやすいのもポイントです。

サイズ感・フィット感|幅広2Eを選んだ理由

ノヴァブラスト5の側面と厚いミッドソール

ノヴァブラスト5には標準幅(D)幅広2Eタイプの2種類があります。ぼくは足幅が少し広めのため、2Eワイドモデルを選びました。

履いた感想としては、つま先に適度な余裕があり、窮屈感がまったくないのが気に入っています。長距離を走っても指先が圧迫される感覚がなく、快適に走り続けられています。

サイズ感についてはジャストサイズで問題なし。「ランニングシューズはハーフサイズ上げるべき」とよく言われますが、ノヴァブラスト5の2Eモデルはもともと余裕があるため、通常のサイズで足に合いました。

足幅が普通の方は標準幅(D)、足幅が広め・甲高の方は2Eワイドを選ぶのがおすすめです。

【自腹10km実走】正直レビュー|良かった点・気になった点

自腹購入したノヴァブラスト5と化粧箱

購入してから、近所の河川敷コースで10km走りました。天気は晴れ、気温は18℃前後。ペースはキロ6分30秒ほどのゆったりペースです。

✅ 良かった点 3つ

1. 走り出し3kmで分かる「弾む感覚」

最初の1〜2kmはどんなシューズでも「なんとなく走れる」感じがします。NOVABLAST 5の本領が発揮されたのは3km過ぎから。着地の瞬間に「ふわっと沈んで、ポンと返ってくる」感覚が体感できるようになりました。疲れていても足が前に出る感じがして、10km走り切れた大きな要因だったと思います。

2. 長距離でも膝に響かない

走った翌日、膝や股関節に痛みがなかったことに驚きました。それまで使っていたシューズでは、8km以上走ると翌日に膝の外側に軽い痛みが出ていました。NOVABLAST 5に変えてからは、その痛みがほぼゼロに。クッション性の高さが膝への負担を軽減してくれているのを実感しました(個人差はあります)。

3. 着地が安定している

厚底シューズは「グラグラしそう」というイメージがありましたが、NOVABLAST 5は着地時のブレが少ないと感じました。ソール底面が広めに設計されているため、疲れて走りが雑になってきた後半でも、安定して着地できました。

4. 100km走ってもクッション感が続く

「クッション性の良いシューズは、使い続けると感じなくなる」という話をよく聞きます。慣れによって感覚が麻痺してしまう、あの現象です。

ところがノヴァブラスト5は、2ヶ月・走行距離100km弱経過した今も、クッションの心地よさを毎回感じています。「あ、やっぱりこのシューズは気持ちいいな」という感覚が続いているのは、正直驚きでした。

⚠️ 気になった点 2つ

1. スピード練習には向かない

クッションが厚い分、地面からの反応が少し遅く感じます。インターバル走やスピード練習をしたい方には物足りないかもしれません。あくまでも「ゆったりペースの長距離・日常ジョグ」向けのシューズです。

2. 幅が細めに感じる人も

標準ワイズは通常幅(D相当)です。足幅が広めの方や外反母趾気味の方は、2Eワイドモデルを選ぶとフィット感が改善されます。ぼく自身、最初は標準幅が少し窮屈に感じたため、幅広2Eタイプを購入しました。つま先に適度な余裕があり、長時間走っても指先が痛くなりません。

40代の膝に優しい理由|FF BLAST PLUS ECOの真価

NOVABLAST 5の最大の特徴は、ミッドソールに使われているFF BLAST PLUS ECOです。

このフォーム素材、ただ柔らかいだけではありません。「沈む→跳ね返る」という2段階の動きが、着地衝撃を吸収しながら次の一歩へのエネルギーを生み出してくれます。走れば走るほど「推進力をもらっている」感覚が出てくるのが特徴です。

40代ランナーが気をつけるべき「オーバープロネーション(着地時に足首が内側に倒れ込む動き)」に対しても、ソール形状がある程度サポートしてくれる設計になっています。膝の痛みの原因のひとつがプロネーションの乱れであることを考えると、このサポートは嬉しいポイントです。

ここからは正直な実体験です。 じつは僕は、距離を伸ばした時期に膝の違和感へ悩まされていました。でもノヴァブラスト5に替えてからは、距離を走っても膝の痛みが一切出ていません。

着地の衝撃そのものを感じなくなり、走っている間も「また膝が痛むかも」という不安を気にしなくなりました。歩いているだけでもクッションのふわふわ感があり、トレッドミルでも以前より疲れにくくなっています。

膝の違和感に悩んだ僕自身の体験は、別の記事で詳しくまとめています。距離を伸ばして膝が痛くなった原因と「無理しない」付き合い方を知りたい方は、あわせて読んでみてください。→ 40代で走ると膝が痛い|原因と「無理しない」付き合い方

また「ECO」という名のとおり、再生素材を一部使用しています。環境への配慮もあるシューズを長く愛用したい方にも、気持ちよく選べる一足です。

バリエーション別おすすめの選び方

NOVABLAST 5にはいくつかのカラーやモデル展開があります。それぞれの特徴と向いている人をまとめました。

メンズ|SUNNY SIZZLE(定番人気カラー)

爽やかなスカイ×レモンスパークの明るい配色が人気のモデルです。視認性も高く、朝ランや公園ジョグにぴったり。通常ワイズで足幅が標準〜細めの方におすすめです。

▼メンズのサイズ・在庫は、ゼビオの公式通販でチェックできます。

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レディース|SUNNY SIZZLE(女性向けカラー展開)

女性向けのスカイ×デジタルサクラ配色。レディースラストで足のカーブにフィットする設計になっています。40代女性ランナーにも走りやすさと見た目のバランスが取れた一足です。

▼レディースのサイズ・在庫は、ゼビオの公式通販でチェックできます。

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ユニセックス|LA(幅広・2Eモデル)

「通常モデルだと幅が狭い」という方向けの2Eワイドモデルです。足幅が広め・甲高の方でもゆったりフィットします。長時間走っても足先が窮屈にならないので、ロング走や大会出場を視野に入れている方にも向いています。

▼幅広(2E)のLAモデルの取り扱いは、ゼビオの公式通販でチェックできます。

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メンズ|LITE-SHOW(夜ラン・早朝ラン対応)

リフレクター素材を採用した夜間視認性の高いモデルです。早朝ランや夜ランが多い40代ランナーの安全対策として一足持っておきたいシューズ。機能面はSUNNY SIZZLEと同等で、安心して夜道を走れます。

▼LITE-SHOWモデルの取り扱いは、ゼビオの公式通販でチェックできます。

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2ヶ月・100km使用レポート|ソールの減りとクッション持続

購入から2ヶ月が経ち、走行距離は100km弱になりました。気になるソールの状態ですが、まだほとんど減っていません。アウトソールのグリップパターンはほぼ購入時のまま残っており、耐久性の高さを実感しています。

クッション性については前述のとおり、100km走っても感触が変わらないのが最大の発見でした。一般的にランニングシューズのクッションは500〜800kmで交換の目安といわれています。ノヴァブラスト5は「長く使える」という意味でもコスパが高い一足です。

40代はとくに回復に時間がかかります。クッションが長持ちするシューズを選ぶことは、膝や足首を守るうえでも重要な判断です。

【追記|3ヶ月・150km時点】 その後も履き続け、購入から3ヶ月・合計150kmほどになりました。ここ数週間は、キロ5〜6分のゆっくりめのジョグが中心です。

うれしいことに、ソールもかかとも目立った減りはなく、買った頃とほとんど変わりません。クッションの感触も同じで、「履き慣れると感じにくくなるかな」と思っていたのに、いまだに毎回ふわっとした気持ちよさがあります。改めて、このシューズの良さを実感しているところです。

ちなみに僕がこれまで「そろそろ替えどきかな」と感じてきたのは、ソールがすり減ってきたり、着地の衝撃が足にダイレクトに伝わってきたり、アッパーが破れてきたとき。ノヴァブラスト5は150km走った今も、そのサインがどれも出ていません。まだまだ現役で活躍してくれそうです。

こんな人にはおすすめしない|正直な注意点

NOVABLAST 5は万能ではありません。正直にいうと、次のような方には向いていないかもしれません。

  • サブ4・サブ3.5を狙うような本格的なスピードトレーニングをしたい方:より反発性の高いレーシングシューズの方が向いています
  • 地面を蹴る感覚を大切にしたいナチュラルランナー:厚底のクッションが好みに合わない場合があります
  • 1万円以下のコスパ重視の方:初期投資として15,000円超は少しハードルが高いかもしれません

逆にいえば、「のんびり長く走り続けたい」「膝や体を労わりながらランニングを楽しみたい」という40代ランナーには、NOVABLAST 5は本当によく合います。

よくある質問(FAQ)

Q. ノヴァブラスト5のサイズ感は?ハーフサイズ上げるべき?
A. 通常サイズでジャストフィットする方が多いです。足幅が広めの方は2Eワイドモデルを選ぶと、サイズを上げなくても快適に履けます。

Q. 標準幅と幅広2E、どちらを選べばいい?
A. 足幅が普通の方は標準幅(D)、足が幅広・甲高の方は2Eワイドがおすすめ。ぼく自身は2Eを選び、つま先に余裕があって快適でした。

Q. クッション性はいつまで続く?使い続けると感じなくなる?
A. 2ヶ月・100km走った今も、クッションの心地よさを毎回感じています。慣れによる「感覚の麻痺」が起きにくいのがノヴァブラスト5の特徴です。

Q. ソールはどのくらいで減る?寿命は?
A. 100km使用時点でソールはほぼ減っていません。一般的なランニングシューズは500〜800kmが交換の目安。耐久性は高い印象です。

Q. 40代の初心者ランナーに向いている?
A. とくに向いています。厚底クッションが膝への衝撃を吸収し、着地の安定感もあるため、走り始めの段階から「膝が不安」という方にこそ試してほしいシューズです。

Q. ノヴァブラスト5は重い?走ると疲れる?
A. 厚底ですが見た目ほど重さは気にならず、ゆったりペースの長距離やジョグではむしろ疲れにくさを感じました。クッションが着地の衝撃をやわらげてくれるためです。ただしクッションが厚い分スピード練習には不向きで、地面からの反応は穏やかめです。

Q. 膝に不安がある40代でも履ける?
A. ぼく自身は膝痛持ちですが、厚いクッション(FF BLAST PLUS ECO)が衝撃を吸収してくれるおかげで、100km走った今も履き続けられています。膝の不調を治すものではありませんが、「膝が不安で走るのをためらう」40代にこそ試してほしい一足です。※痛みが続く場合は無理せず医療機関へ。

まとめ|NOVABLAST 5は「また走りたい」を叶えてくれる一足

NOVABLAST 5を一言で表すなら、「40代ランナーが長く走り続けるために作られたシューズ」です。

弾む感触・膝に優しいクッション・安定した着地。この3つが揃っているシューズは、意外と少ないものです。スピードより「走る楽しさ」「走り続けること」を優先したい40代には、NOVABLAST 5はベストな選択肢の一つだと自信を持っておすすめできます。

迷っているなら、ぜひ一度試着してみてください。あなたの足も「あ、これだ」と感じてくれるはずです。

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