夏になると、ランニングシューズを玄関に置いたまま、一週間が過ぎることがある。
暑さを言い訳にしているのはわかっている。でも、あの熱気の中に飛び出すには、それなりの覚悟がいる。
この記事は、そんな夏のランニングについて、ぼくが実際にどう付き合ってきたかを正直に書いたものだ。
夏の敵は「気温」と「太陽」だった
走り始めた最初の夏、ぼくは普段と同じ感覚で走ろうとした。
結果、5分で失速した。足が重いとか、息が上がるとかではなく、全身がじわじわと熱を持ってくる感覚。それが怖かった。
太陽が高い昼間はもちろんきつい。でも問題は日差しだけじゃなかった。地面に蓄積した熱が、足元から体を温め続ける。アスファルトの上に立つだけで、すでに熱がくる。
夕方でも、体はだるい
「朝か夕方に走ればいい」とよく言われる。
ぼくも夕方を選んだ。でも夕方の17時や18時でも、気温が30度を超えることはざらにある。
しかも、日中の疲れが乗っている。夕方は「涼しくなった」と思っても、体のだるさが上乗せされる。
最初の夏は「なんでこんなにしんどいんだろう」と思いながら走っていた。
寒さより暑さの方が、まだ頑張れる
それでも、冬と比べると夏の方がランニングを続けやすかった。
冬は「体が温まるまで」の最初の数分が本当につらい。体が動き出すまで、足も手もこわばっている。
夏はその逆で、走り出しから体が温まっている。最初の1〜2分の動き出しが楽だ。
「夏は無理」と思っていたけど、慣れてきたら冬よりペースを落として長く走れる感覚があった。
夏のぼくのルール:夕方16時・短め・早めに切り上げる
試行錯誤の結果、今は夏のランニングにルールを決めている。
走る時間帯は、夕方16時ごろ。
日が傾き始める時間帯で、太陽の角度が変わって直射日光が和らいでくる。完全に涼しくはないが、正午〜15時よりはだいぶ楽だ。
距離は短めに。
春や秋に5kmを走るなら、夏は3kmでいい。「頑張らない」を意識的に選ぶ。
終わったら早めに日陰に戻る。
走り終わっても外にいると、じわじわと体温が上がり続ける。走り終わりのクールダウンは室内でやる。
夏のランニングウェアについてはこちらの記事に詳しく書いた。
食事をおろそかにして、バテた話
夏に走るようになって、一度だけひどくバテたことがある。
その日は昼食をほとんど食べていなかった。「暑いから食欲がない」という状態が続いていて、軽く食べてから走った。
走り始めて2kmあたりで、足が動かなくなった。頭がぼんやりして、歩くのがやっとだった。
夏の発汗で電解質も失われるし、炭水化物の補給が足りないと筋肉が動きにくくなる。それ以来、夏はしっかり食べてから走るようにしている。
食欲がなくても、ご飯一杯は必ず食べる。それだけで、走りが全然ちがう。
夏に走り続けてよかった
正直、夏は「走らない言い訳」が見つかりやすい。
暑すぎる、体がだるい、熱中症が怖い。どれも本当のことだ。
でも、夏を乗り越えた秋の走りやすさは格別だった。
気温が下がって、体が楽に動く感覚。同じペースなのに、息が上がらない。体力がついていることを実感できる瞬間だ。
夏に走り続けた体は、秋に一段階上のランナーになっている。それを知っているから、今年の夏も走り続けようと思っている。
夏ランをする人へ、大事なことを一つ
夏に走ると、体重が減ることがある。
「痩せた!」と喜ぶ気持ちはわかる。でも、あれは大半が水分だ。
汗で失われた水分が体重に出ているだけで、脂肪が燃えたわけではない。
走った後に体重を測って一喜一憂するのではなく、水分補給をしっかりして、次の日も走れる体を作ることの方が大事だ。
雨の日の対処法についてはこちらにも書いている。ポーチや持ち物についてはこちらも参考にしてほしい。
走る前の水分補給が、夏ランの勝負を決める
夏のランニングで後悔したことのひとつが、水を飲まずに走り出したことだ。
「まあ、3kmだし大丈夫だろう」と思ったのが間違いだった。途中から頭が重くなり、ペースがガタ落ちした。
それ以来、走る30分前から少しずつ水を飲むようにしている。喉が渇いてから飲むのでは遅い。体の中の水分が不足し始めると、走り出す前からパフォーマンスが落ちている。
夏ランは、走り出す前から始まっている。そう思うようになってから、夏のしんどさがだいぶ和らいだ。
コースは日陰を選ぶだけで、体感温度が変わる
同じ距離でも、日陰があるコースとないコースでは疲れ方がまったくちがう。
ぼくは夏になると、公園や木が多い川沿いのコースを選ぶようにしている。アスファルトの照り返しが少ないだけで、体感温度が2〜3度は下がる感覚がある。
いつものコースでも、「日陰の多い側の歩道を走る」だけで変わる。夏は少しでも木陰を探しながら走っている。
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まとめ:夏のランニング、続けるコツ
夏のランニングで大事だと思っていること:
- 走る時間帯は夕方16時ごろ(太陽の角度が変わるタイミング)
- 距離は春・秋より短めに設定(「頑張らない」を意識)
- 食事はしっかり食べてから(空腹での夏ランはバテる)
- 走り終わったら早めに室内へ(外でのクールダウンは逆効果)
- 体重の減少は水分(喜ばず、水分補給を徹底する)
夏だからこそ、無理をしないことが続ける秘訣だと思っている。
暑い日に走れた自分を、少しだけ褒めてあげてほしい。


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