走り始めて3ヶ月が経ったある日、気づいたら晩酌が減っていた。
週3回だったのが、週1回くらいになっていた。意識して減らしたわけじゃない。「お酒を控えよう」と決意した記憶もない。ただ、走っていたら、いつの間にか変わっていた。
これが「習慣の連鎖」だと気づいたのは、もう少し後のこと。ランニングは体を動かすための習慣のはずが、なぜか睡眠が変わり、食事が変わり、朝の時間が変わり、仕事への向き合い方まで変わっていった。
この記事では、ランニングを続けた40代の実体験として、その「連鎖」の流れを正直に書いていきます。
走り始めて3ヶ月、晩酌が自然に減っていた
最初に気づいたのは、お酒の量だった。
もともと平日の晩酌が週3回くらいはあった。仕事帰りにビールを一本、というのが習慣になっていた。
それが、走り始めて3ヶ月くらいした頃、「そういえば最近あまり飲んでいないな」と気づいた。週1回か、それ以下になっていた。
禁酒しようとしたわけじゃない。「飲みたくない」と感じるようになっていた、という感じに近い。走る翌日、飲んでいると体が重い。それを体が学習したのかもしれない。
「やめよう」と決めなくても、体が自然に選択を変えていく。そのことに、正直驚いた。
連鎖① 睡眠が変わった
晩酌が減ったことで、睡眠の質が変わり始めた。
以前は夜中に一度は目が覚めることが多かった。浅い眠りで、朝起きてもスッキリしない日が続いていた。
走るようになってからは、夜中に目が覚めることがほぼなくなった。眠りが深くなった感覚がある。
それに合わせて「平日は23時までに寝る」というルールも自分の中で決まった。翌朝のランのために、翌日の仕事のために、早く寝ることが自然になっていった。
寝起きの感覚が変わると、朝の気分が全然違う。「今日もだるい」から、「今日はわりといけそう」に変わっていった。
連鎖② 食事が変わった
睡眠が整ってくると、今度は食事が気になり始めた。
ランニングをしていると、体に何を入れるかが気になってくる。タンパク質を意識するようになったのはその頃からだ。鶏むね肉、卵、豆腐。それまであまり意識していなかったものが、食卓に増えていった。
朝食もちゃんと食べるようになった。以前は「朝はコーヒーだけ」という日も多かったが、走っていると朝からきちんと食べないと体が動かない感覚がある。
食事の変化については、こちらの記事にまとめています。
→ 40代ランナーの食事術|走り続けるために実践している5つのポイントと前後の食べ方
連鎖③ 朝の時間に余裕が生まれた
寝起きがよくなると、起床から出社までの流れが変わった。
以前は「ギリギリまで寝て、バタバタ支度して出る」というのが普通だった。それが、自然に少し早く起きられるようになり、朝の時間に余裕が生まれた。
急いで家を出る日が減った。通勤中の気持ちが、少し落ち着いた状態になった。
ランニングの習慣がない頃の自分に比べると、「朝の自分」が別人みたいに感じる。走ることで生まれた時間の余裕が、一日のスタートを変えてくれた。
ランニングの時間を作る工夫については、こちらも参考にしてください。
→ 帰宅後すぐ着替える。それだけで週2回のランニングが続いている|40代会社員の時間の作り方
連鎖④ 仕事への向き合い方が変わった
正直、これが一番意外な変化だった。
走り続けているうちに、「今日も残業しなくていいや」という意識に変わっていった。以前は「やることがあれば残る」という感じだったが、走る時間・寝る時間を確保するために、仕事の段取りを意識するようになった。
それと、自信のようなものが少しついてきた気がする。「毎日走っている自分」というのが、根拠のある自己肯定感につながっているのかもしれない。
メンタルへの影響については、こちらの記事でも詳しく書いています。
→ 「走り続けてメンタルが変わった」誰にも話していない40代の正直な話
サボると、元に戻る。だから続ける。
ランニングをしばらく休んだ時期があった。
体が重くなってきた。体脂肪率も増えた。「なんかだるいな」という感覚が戻ってきた。
走っていなかっただけで、睡眠も食事も、少しずつ乱れていく。あれだけ自然に変わっていた習慣が、また元に戻ろうとしていた。
そのとき気づいた。「連鎖」は、走ることで支えられていたんだ、と。ランニングが止まると、連鎖も止まる。だから走り続ける必要がある。ランニングは「鎖の最初の一輪」だったのだ。
まとめ ランニングは”最初の一輪”を変える習慣
走ることで体が変わる、というのはなんとなく想像できた。でも、生活全体が変わるとは思っていなかった。
- 晩酌が自然に減った
- 睡眠が深くなった
- 食事を意識するようになった
- 朝に余裕が生まれた
- 仕事への向き合い方が変わった
どれも「意識して変えた」というより、「気づいたら変わっていた」という感覚に近い。
ランニングを始めることで、連鎖が始まる。最初の一輪さえ変えてしまえば、あとは自然につながっていく。
40代からでも、遅くない。まず走り始めてみることが、全部の始まりだと思っています。

