「走るのが、なかなか続かない」。そんな時期が、僕にもありました。
それでも今こうして走り続けられているのは、もしかしたら本のおかげかもしれません。困ったときは、必ず本を読む。それが昔からの僕の習慣です。
今日は、40代の僕が「走り続けるために読んでよかった」と思う本を、5冊紹介します。
どれも、走り方やフォームのテクニック本ではありません。でも、走り続ける”心”を支えてくれた本ばかりです。
なぜ、走るのに「本」なのか
ランニングの情報なら、ネットやYouTubeでいくらでも手に入ります。それでも僕は、本を読みます。
理由は、本のほうが頭に残るから。自分のペースで読んで、考えて、吸収する。そのプロセスが、ごちゃついた思考をクリアにしてくれるんです。
走り終えたあとに本を開くと、頭が空っぽな状態だからか、言葉がすっと入ってきます。運動と読書は、思っている以上に相性がいいんです。
走ることと、本を読むこと。この2つは、僕の中で地続きになっています(この感覚は「読書とランニングは似ている」に書きました)。

①『脳を鍛えるには運動しかない』ジョン・J・レイティ
この本を読んで、僕は「走る理由」そのものが変わりました。
運動が脳に与える効果を、科学的に解き明かした一冊です。たった30分走るだけで、ストレス耐性や集中力、判断力が変わってくる。
「走るとなぜか気持ちが安定する」——その理由が腑に落ちたとき、走ることが「やらなきゃ」から「やりたい」に変わりました。走ってメンタルが変わった話は「走り続けてメンタルが変わった」にも書いています。
正直、走るのが面倒な朝でも「これは脳のためだ」と思うと、不思議と一歩が出ます。科学的な裏づけは、続けるための強い味方になりました。
②『複利で伸びる1つの習慣』ジェームズ・クリアー
習慣づくりの、いわばバイブルです。
毎日の小さな行動は、複利で積み上がっていく。1回の練習では何も変わらなくても、続けた先に大きな差が生まれる、という考え方です。
「複利」はお金だけの話じゃない——この視点が、地味な毎日のランを「意味あるもの」に変えてくれました。
「1回サボっても何も変わらない。でも、続ければ複利で効いてくる」。この感覚を思い出すと、気が乗らない日でも玄関を出られます。
③『自分を変える1つの習慣』ロリー・バーデン
原題は「Take the Stairs(階段を使え)」。
楽な道(エスカレーター)ではなく、あえて階段を選ぶ。その小さな選択の積み重ねが、人生を変えていく、という本です。
影響を受けて、僕はオフィスの階段を毎日使うようになりました。走らない日でも、体は動かせる。そう思えるようになったのは、この本のおかげです。
ランニングも同じだと思います。毎回は無理でも、ときどき”ちょっときつい方”を選ぶ。その小さな積み重ねが、半年後の自分をつくっていく。
④『精神科医が見つけた3つの幸福』樺沢紫苑
幸福を3つの脳内物質(セロトニン・オキシトシン・ドーパミン)に分けて考える本です。
ここから学んだのは、「速く走る」より「気持ちよく走る」ことの大切さ。
成功やお金(ドーパミン的幸福)だけでは、人は満たされない。日々の運動で育つセロトニン的幸福こそが、心の土台になる。今の僕の走り方の軸は、この本でできました。
タイムを追っていた頃より、今のほうが圧倒的に気持ちよく走れています。この本が、その背中を押してくれました。
⑤『40代からの筋トレこそ人生を成功に導く』Testosterone
タイトルが、すべてを物語っています。
この本で、僕は年齢を言い訳にしなくなりました。40代から始めても、遅くない。
そして、ランニングだけに依存しなくなった。筋トレという土台ができたことで、メンタルが崩れそうなときも踏ん張れる。心の支えにもなる一冊です(筋トレの話は「筋トレとランニングを両立している理由」へ)。
熱量のある文章で、読むと自然とやる気が湧いてきます。落ち込んだ日に読み返すと、また前を向ける。そんな一冊です。
本の選び方|直感で選ぶのが楽しい
ちなみに、僕の本の選び方はシンプルです。大型書店に行って、いろいろ眺めて、直感で選ぶ。
不思議なもので、そのとき手に取った本は、たいてい今の自分の状況を映しています。悩んでいるときは、悩みに効く本を、無意識に選んでいる。
この”偶然の出会い”が、書店通いのいちばんの楽しみです。
ちなみに僕は、電子書籍も試しましたが、やっぱり紙派です。ページをめくる手触りや、付箋を貼って戻れる感じが、記憶に残るんです。
まとめ|走りたくない日は、本を読めばいい
走るのが続かない、と悩んでいる40代へ。
僕は、本こそが人生の助けになるアイテムだと思っています。
「今日は走りたくないな」という日は、無理に走らなくていい。代わりに本を読んで、気分転換する。それくらいの気楽さが、結局いちばん長続きします。
休むことに、罪悪感を持たなくていい。本を読んだ日も、あなたはちゃんと前に進んでいます。
走ることも、読むことも。あなたのペースで、続けていきましょう。


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