数年前まで、僕はほぼ毎日お酒を飲んでいました。週5日は晩酌が当たり前。それが今では、週に1回飲むかどうかです。
と言っても、「禁酒した」わけではありません。むしろ逆で、お酒を我慢するのをやめたら、自然と減っていったんです。
その間にあったのは、ランニングを始めたこと。今日は、走ることでお酒との距離がどう変わったか、正直に書いてみます。
走る前|週5の晩酌が当たり前だった
走る前の僕は、仕事終わりに夕食と一緒にお酒を飲むのが日課でした。
内容はだいたい、ビール350mlを1本と、缶酎ハイ350mlを2本。週5日くらいのペースです。
当時はストレス解消のつもりでしたが、半分は「習慣だから飲む」状態だったと思います。とくに美味しいから飲むというより、なんとなく手が伸びる感じでした。
週末になると、もう少し量が増えることもありました。休みの前日は気が緩んで、つい3本目、4本目と手が伸びる。今思えば、体にとってはなかなかの負担だったはずです。
正直に言うと、お酒に「逃げて」いた時期もあった
もう少し正直に書きます。一時期、なんとも言えない無気力感を抱えていた時期がありました。
何かに前向きになれず、夜になるとお酒に逃げる。そんな日もあったんです。お酒そのものが悪いわけではありませんが、当時の僕にとっては「気持ちのフタ」みたいな存在でした。
走ることでメンタルがどう変わったかは「走り続けてメンタルが変わった」に書いています。今振り返ると、あの頃の自分には運動が必要だったんだと思います。
「我慢して減らす」は、逆効果だった
もちろん、「さすがに飲みすぎだな」と思って、お酒を我慢しようとした時期もありました。
でも、これがうまくいきませんでした。我慢すればするほど、お酒のことが頭から離れない。結果、かえってストレスがたまっていく悪循環です。
「飲んじゃダメ」と思うほど飲みたくなる。お酒を減らしたい人なら、この感覚はわかってもらえるんじゃないでしょうか。
「意志の力でなんとかしよう」とすると、たいてい失敗します。意志は、思っているほど強くありません。少なくとも僕の場合は、根性で減らそうとするたびに、反動で飲んでしまっていました。
走り始めたら、自然と飲みたい気持ちが減った
転機は、ランニングと筋トレを始めてからでした。
体を動かすようになると、少しずつ「飲みたい」という気持ちが薄れてきたんです。たぶん、お酒に求めていたストレス発散を、運動が肩代わりしてくれたのだと思います。
それともう一つ、大きかったのが「飲んだ次の日のだるさ」です。お酒を飲んだ翌日は体が重く、走る気持ちが削がれてしまう。
「気持ちよく走りたい」→「だから前の晩は飲まない」。この流れが自然とできて、飲む回数が勝手に減っていきました。我慢ではなく、走りたい気持ちが優先された結果です。
お酒が減って、気づいた変化
お酒が減って、いいことがたくさんありました。
- 食事が美味しく感じる。以前は「とりあえず食べている」感覚でしたが、今は料理そのものを味わえます
- 体が軽い・頭がクリア。朝のだるさがなくなりました
- お財布にやさしい。お酒に月1万円弱使っていたので、それをシューズや健康に回せると気づきました
睡眠の質も変わりました。その話は「走り始めてから、眠れるようになった」に詳しく書いています。
数値にも出ました。健康診断の肝機能の数値(γ-GT)が55→35に下がっていたんです(「健康診断の数値はどう変わったか」参照)。体は正直だなと実感しました。
今の付き合い方|やめてはいない
念のため書いておくと、僕はお酒を完全にやめたわけではありません。
今は週に1回飲むかどうか。飲むときは缶350mlを1本くらいです。やっぱり飲みたくなるのは、ストレスがかかっているときですね。
会社の飲み会があるときは、普通にたくさん飲みます(笑)。「絶対飲まない」と決めると、それはそれでまた苦しくなる。自然に減ったからこそ、続いているんだと思います。
暑くなってきた最近は、ノンアルコールビールや炭酸水で気分を変えて楽しんでいます。「飲んだ気分」だけ味わえるので、これがなかなか満足度が高いんです。
浮いたお金で新しいランニングシューズを買ったときは、なんだか不思議な気持ちでした。お酒に消えていたお金が、自分を前に進めてくれる道具に変わったわけですから。お金の使いみちが変わったことも、走ってよかったと思える理由のひとつです。
「お酒を減らしたい」40代へ
お酒を減らしたいけど続かない。昔の僕がまさにそうでした。
一つだけ言えるのは、「減らそう」と気合を入れるほど、逆に飲みたくなるということ。だから、お酒を主役にしないほうがうまくいきます。
代わりに「気持ちよく走りたい」という別の楽しみを作る。飲んだ翌日のだるさを思い出す。それだけで、お酒への執着は少しずつ薄れていきます。
そして走る習慣が続くと、ストレス自体が減っていきます。すると、お酒に頼る場面もさらに減っていく。僕はそんな good な循環を実感しています。
※お酒との付き合い方や適量は人それぞれです。体調に不安がある方や、減酒がつらいと感じる場合は、無理せず専門家に相談してください。
まとめ|お酒は敵じゃない。走る習慣が”いい距離”を作ってくれた
お酒を悪者にする必要はありません。僕も今でも、たまに飲むお酒は美味しいと感じます。
ただ、走るようになってから、お酒との距離が自然と「ちょうどいい」ところに落ち着きました。我慢でも禁酒でもなく、ただ走っていたら、そうなっていた。
もし今、お酒との付き合い方に少しモヤモヤしているなら。減らそうとする前に、まず一歩、走り出してみるのもいいかもしれません。

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