ランニングを始めたばかりの頃、「記録はいつかつけよう」と思いながら、ずっと後回しにしていた。
距離もタイムも、なんとなく覚えているつもりだった。でも、3ヶ月後に振り返ろうとしたとき、何も思い出せなかった。いつ走ったか、どれくらい走ったか、あの日しんどかったのかどうか。何ひとつ、記憶に残っていなかった。
それから私は、何かを習慣化したいときは必ず記録をつけるようにしている。
習慣化したければ、必ず記録をつけること
走ることを「習慣」にするのは、思っている以上に難しい。
気持ちだけで続けようとすると、どこかでかならず折れる。特に40代は仕事・家庭・体力の変化が重なって、「今日はいいか」という日が増えてくる。
記録をつけることの一番の意味は、自分の行動を可視化することだと思っている。
走った事実が数字で残る。それだけで「ちゃんとやってきた」という証拠になる。モチベーションが上がらない日でも、記録を開いて過去の自分を見ると、不思議と「今日も行こう」という気持ちになれる。
ランニングを続けるコツについては、こちらの記事も参考にしてみてほしい。
→ ランニングが続く人だけがやっている5つのスタート術
アプリじゃなく、エクセルを選んだ理由
「ランニング記録といえばアプリ」というイメージがあるかもしれない。Strava、Nike Run Club、Garmin Connect……種類は豊富で、どれも機能は充実している。
でも私は、自分で作ったエクセルを使っている。
理由はシンプルで、自分の記録したい項目を自由に設定できるからだ。
アプリは便利な反面、「アプリが用意した項目を埋める」という作業になりがちだ。私が一番記録したかったのは、タイムや距離だけじゃなかった。だからエクセルで自分仕様のフォーマットを作ることにした。
ツールは何でもいい。大事なのは、続けられる形で記録することだと思っている。
記録する項目は「タイムと距離」だけじゃない
私のエクセルに記録しているのは、こういった項目だ。
- 日付・距離・タイム・ペース(基本データ)
- その日のコンディション(体の重さ、睡眠、疲労感など)
- 天気・時間帯
- 一言感想(気持ち・気づき・出来事)
特に重要だと感じているのが、最後の「一言感想」だ。
「今日は足が重かったけど3km走れた」
「雨上がりで気持ちよかった」
「仕事でイライラしていたのに、走ったら頭がスッキリした」
たった一行でいい。その日の自分が何を感じていたかを残しておく。これが後から大きな意味を持つ。
数ヶ月前の自分が、今日の自分を奮い立たせてくれる
記録を続けていると、気がついたことがある。「過去の自分」が最高のコーチになる。
モチベーションが上がらない日に、3ヶ月前の記録を開いてみる。すると、こんな言葉が出てくる。
「今日はしんどかったけど走った。なんとか5km」
「膝が少し痛かったけど、ゆっくりなら大丈夫だった」
「仕事終わりで疲れてたのに、走ったら意外と動けた」
あの頃の自分も、同じようにしんどかった。でも走っていた。それを見ると、今日サボる理由が薄くなる。「あの日できたなら、今日もできる」と思えてくる。記録は、未来の自分へのメッセージでもある。
調子が良い日より、悪い日の記録の方が価値がある
走っていると、調子の良い日は思ったより少ない。体が重い日、気分が乗らない日、なぜか足が動かない日。そういう日の方が多いくらいだ。
だからこそ、「それでも走った日」の記録は特別に価値がある。
調子が良い日の記録は達成感を残してくれる。でも調子が悪い日の記録は、「自分はこういうときでも動ける人間だ」という証拠を残してくれる。後から振り返ったとき、「あの時つらかったけど頑張っていたな」と気づく瞬間がある。その積み重ねが、自分への信頼につながる。
記録をつけるなら、むしろしんどい日こそ一言残してほしい。それが後々、一番の財産になる。
「走るのがしんどい日」の乗り越え方については、こちらも参考にどうぞ。
→ 「走るのがしんどい日」をどう乗り越えるか|40代ランナーのモチベ管理術
まとめ:完璧な記録より、続く記録を
ランニングの記録に、立派なアプリも正確なデータも必要ない。ノートでも、エクセルでも、スマホのメモでもいい。大事なのは、自分が続けられる形で、自分の言葉を残すことだ。
タイムと距離だけでなく、その日のコンディション、気持ち、一言感想を書いてみてほしい。それが3ヶ月後、半年後に、走り続ける力をくれる。
記録は「過去の自分からのエール」だ。今日の一行が、未来の自分を助けてくれる。
走る距離を少しずつ伸ばしたい方には、こちらの記事もあわせてどうぞ。
→ 5kmから10kmへ距離を伸ばせた3つのコツ|40代が3ヶ月で実践したこと


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